【
2
議
事
】
平成 24 年 8 月 29 日報
告
事
項
【地域包括支援センター事業状況について】
1 平成 23 年度地域包括支援センター事業 の実施状況
⑴ 地域包括支援センターにおける重点取組み事項
平成23年度は、地域包括支援センターの適正運営のため、「震災後の地域高齢者
の実態把握と地域ネットワークの再検証」「広報・啓発活動の充実」「関係機関・団
体との連携強化」「業務の平準化・専門性の向上」「評価のしくみづくり」を重点取
組事項とし活動した。
① 震災後の地域高齢者の実態把握と地域ネットワークの再検証
ア 高齢者の実態把握
・ 震災を理由に一時提供住宅へ入居した高齢者や民間アパート等へ入居した
高齢者に対して、包括職員・見守り訪問員による訪問活動を実施した。訪問
回数を重ねながら情報収集、実態把握を行い、訪問対象者の傾聴に努めつつ
適切な支援につなげた。
・ 地域(自宅)で生活している高齢者の把握に漏れがないか、地域訪問活動
を強化するなど状況確認を継続的に行なった。
イ 地区のネットワーク確認、地域のネットワーク再構築に向けた取組み
・ 民生児童委員協議会定例会などの機会を活用する他に必要に応じて民生児
童委員宅訪問を実施するなど、情報共有のネットワーク構築を改めて確認し
た。
・ 震災後、被災者支援を目的に活動するボランティアなどの地域関係団体と
の協働の他、情報交換のための定例会に参加するなどした
・ 被災高齢者の交流会など離散した地域の高齢者が集う場や移転先の地区に
おける交流会などの立上げや開催支援を行った。
ウ 関係機関間の情報共有、ネットワークの機能確認・再構築に向けて
・ 震災対応の取り組みとして、高齢者の安否確認や被災者支援事業を行政の
要請に基づき関係機関、団体と連携して実施した。
《参考》見守り訪問及び相談対応件数(平成 24 年 3 月末時点)
・ 訪問対象世帯数:1, 349 世帯
・ 見守り訪問員等による延べ訪問件数(不在含む)10, 876 件
被災者同士および地域住民との交流づくり支援
社会福祉協議会や地区の災害復興ボランティアセンター、民生委
員、地元自治組織等と連携を図りながら、交流サロンの立上げや運
営支援を行なっている。
・ 平南白土地区サロン立上げ支援
・ 小名浜地区における交流会開催
・ 勿来佐糠地区、九面地区サロン立上げ
・ 内郷雇用促進住宅におけるサロン立上げ
・ 久之浜地区ふるさとサロン開催 など
② 広報・啓発活動の充実
ア 関係機関や地域住民等へのパンフレット・チラシ配布
・ 高齢者の総合相談窓口として地域住民や保健・医療・福祉関係機関等に広
く知って いただ くため の広報 啓発活 動と して、 地域高 齢者や 地域の 関係団
体・機関などに対し、パンフレットを持参して訪問PRや、関係機関へのチ
ラシの設置を依頼。
《例》 民生児童委員協議会における PR
行政嘱託員総会等への参加
地域内警察署・交番への訪問
自治会会議(隣組会、区会など)への参加
個人商店、スーパーなどへの訪問
地域内薬局への訪問
金融機関、郵便局への訪問 など
・ 高齢者が集まる場所等でのPRの充実
被災高 齢者 を含 む地 域の高齢 者も対象 とし、一時 提供住 宅等 に入 居し てい
る高齢者も集まる場所(社協いきデイ、公民館活動、被災地区でのサロンな
ど)に積極的に参加し、地域の高齢者に地域包括支援センターの役割や活動
内容を紹介するなど、高齢者を対象とした広報活動に力を入れた。
イ 広報誌の発行
平成 24 年 1 月、法人広報誌を発行。震災後の取組み、連絡先などを紹介。発
【広報誌「結い」発行状況】
発行区分 主なテーマ 発行部数
創刊号(H21 年 1 月) 「地域づくり」活動の紹介 4, 700
第 2 号(H21 年7月) 平成 20 年度地域包括支援センター活動報告 6, 800
第 3 号(H22 年 1 月)「介護予防」「高齢者見守り隊」の紹介 6, 800
第 4 号(H22 年 7 月)平成 21 年度地域包括支援センター活動報告 7, 000
第 5 号(H23 年 1 月)地域づくり研修会報告 6, 900
第 6 号(H24 年 1 月)震災後の取組み・相談先の周知 8, 500
ウ ホームページの更新
ホームページ掲載中の内容に関し、地区ごとの活動報告など随時活動情報を更
新して掲載した。
③ 関係機関、団体との連携強化
ア 地区保健福祉センターとの連携(情報交換の充実)
・ 小地域担当者会議、虐待ケア会議の開催
避難者支援ケースや処遇困難事例などについて、地区保健福祉センター
の担当係と情報交換やカンファレンス(例:各種福祉サービスの利用調整
や支援の方向、役割分担などについての協議など)を定期的に開催する他
に、虐待相談などに関しては随時虐待ケア会議を開催している。
イ 介護支援専門員等会議、地区医師会との連携
地区内の介護支援専門員等を対象に 情報交換会、勉強会等を 実施。その他、
地区内の居宅介護支援事業所を訪問し、介護支援専門員からの個別相談に対応。
また、地区医師会と連携し、介護支援専門員と医療機関、サービス事業所等と
のネットワークづくりの集いを共同開催した。
【地域内介護支援専門員に対する支援】( ※ 平 成 21 年度 より統 計開始 )
区 分 H21 年度 H22 年度 H23 年度
困難事例に対する支援
制度説明等
753 件
(月平均:63 件)
866 件
(月平均: 72 件)
599 件
(月平均: 50 件)
訪問件数 356 件
(月平均:30 件)
390 件
(月平均:32 件)
263 件
【介護支援専門員会議の開催数・参加者数】( ※ 平 成 20 年度 より統 計開始 )
ウ 地域ケア会議の開催
地区社会福祉協議会や行政、地区の活動団体など地域の関係機関・団体・関
係者との情報交換を行い開催している。
地域の人々が地域の課題に気づき自ら動き出すことのできる環境づくり、活
動支援を目的として開催。今年度は震災時の状況を地域の方々と振り返り、災
害時の高齢者支援等について話合いを行なった。今後の見守りネットワークに
つなげていけるよう引き続き各地区で継続協議していく予定。
【各地区の開催状況】
包括 開催エリア 協議内容等
23 年度
開催回数
延べ
参加者数
草野地区
① 災害時における地域の課題、震災後の高
齢者の課題について意見交換
② 高齢者の生活課題の整理
③ 草野地区における高齢者の集いの場作り
について
3 回 90 人
中平窪地区
高齢者見守り隊結成にむけて
(平成 22 年度からの継続)
2 回 60 人
平
下平窪地区
高齢者見守り隊における意見交換
(平成 21 年度からの継続)
1 回 30 人 H20 年度 H21 年度 H22 年度 H23 年度
包括 年間
開催数
延べ
参加者数
年間
開催数
延べ
参加者数
年間
開催数
延べ
参加者数
年間
開催数
延べ
参加者数
平 9回 170 人 10 回 235 人 9 回 310 人 5 回 116 人
小名浜 4回 118 人 4回 133 人 3 回 128 人 3 回 102 人
勿来 4回 74 人 4回 167 人 5 回 207 人 6 回 148 人
常磐 12 回 194 人 11 回 257 人 11 回 339 人 5 回 113 人
内郷 10 回 215 人 12 回 372 人 12 回 171 人 5 回 131 人
四倉 4回 68 人 7 回 77 人 7 回 91 人 3 回 67 人
小川 5回 41 人 4回 45 人 4 回 48 人 4 回 96 人
吹松・中原
・宮下地区
震災発生後の地域の状況を振り返る 2 回 27 人
鹿島・林城・
住吉地区
災害から考える地域づくり 1 回 25 人
折戸地区
災害時の地区の活動について
現在の地域の課題について
1 回 6 人
小
名
浜
下川地区 下川地区の支え合いについて 1 回 8 人
西郷町
忠多地区
支えあいマップづくり
(震災時の状況、震災後の地区状況の確認)
2 回 10 人
常
磐
矢津地区
支えあいマップづくり
震災時の状況、震災後の地区状況の確認。
1 回 8 人
(内郷)
御台境町
震災後の取り組みについて 1回 32 人
(内郷)
綴町
震災後の取り組みについて 1 回 25 人
(内郷)
宮町
災害時における高齢者支援について
災害時要援護者避難支援制度の案内
1回 20 人
(好間)
下好間
災害時における一人暮らし高齢者・高齢者の
み世帯の安否確認、関係機関との情報共有・
連携について、認知症・高齢者虐待について、
など
6 回
272 人
内
郷
・
好
間
・
三
和
(三和)
下市萱
健康づくり、介護予防の取り組みについて 1 回 18 人
(小川)
江田・牛小川
地域課題抽出と共有 2 回 50 人
小
川
・
川
前
(川前)
高部地区
地域の見守りについて共有し、地域でできる
ことを考える。
1 回 20 人
合 計 27 回 701 人
※ 勿来、四倉地区については、23 年度は 24 年度開催に向けた準備段階であったが、平
成 24 年度は勿来地区においては 6 月 20 日に「震災後の高齢者支援を振り返って」と
いうテーマで実施(9 月 20 日にも開催予定)。また、四倉地区においては、6 月 6 日
に「四倉各地区の課題・問題点について考える」というテーマで実施(以降、8 月 23
エ 民生児童委員等地区関係者、団体との連携(定例会への参加、訪問)
年間を通して民生児童委員協議会定例会への参加のほか、自治会組織における
総会、行政嘱託員総会へ参加。各センター活動状況の報告・地域の情報収集から
地域活動への展開につながっている。
オ 地域見守りネットワークとの連携
地域ケア会議を通じた地域見守りネットワーク(高齢者見守り隊)の立上げ支
援や、既に活動を開始している見守り隊については、意見交換会を開催するなど
して活動状況及び課題の把握を行い、側面的な活動支援を行っている。
カ その他関係機関との連携
・ 地区消防署との連携による地域内高齢者の状況把握
火災予防週間に各地区消防署とともに地域内高齢者を訪問。
(訪問件数 : 985 件)
・ 各種会合等への出席など
《例》 グループホーム等の運営推進会議への参加
震災復興関係ボランティア組織などの定例会への参加
④ 業務の平準化、専門性の向上
ア 管理者会議の開催
月 1 回定例開催し情報交換や課題・業務の統一等に関する協議を実施。今年度
は特に一時提供住宅入居高齢者支援、相双地区からの避難者に対する相談対応等
について情報交換や対応協議を行なった。
イ 職種別会議の開催
職種毎(保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員)の会議を開催。震災対応
業務が優先であったためマニュアル作りについては保留し、各センターの業務実
施状況把握、及び標準的な業務のあり方等について検討した。
ウ 職員研修の実施
今年度は、震災後の対応に重点を置いたため、法人主催研修は開催回数を減ら
し、外部研修(派遣研修)を中心に実施した。
( ア) 法人主催研修
「被災者支援・震災後の地域づくり研修会」の開催
地域包括支援センターは震災後より被災者の支援活動に取組んでおり、現
みを継続している。1 年が経過し、支援者のメンタルヘルスや被災者への支
援活動を振り返るとともに、災害時における地域包括支援センターの役割や
コミュニティの再生、連携・協働のあり方などについて考えることを目的に
開催した。
・ 開催日時 平成 24 年 3 月 10 日(土)9: 45∼15: 00
・ 開催場所 いわき市社会福祉センター 5階会議室
・ テーマ 第 1 部「震災後のこころのケア」
第 2 部「震災後の地域ケア」
・ 内 容 支援者のメンタルヘルス、バーンアウトへの対処
被災者の心理と支援者の関わり方
震災後の生活再建のプロセス・見通しについて
コミュニティ再建・地域づくりのアプローチについて
・ 参加者数 77名
(内訳)地域包括支援センター職員 58名
見守り推進員 10名
いわき市保健所 4名
( イ) 外部研修への参加
「管理者研修」
管理者研修として以下の研修に派遣
・ 全国地域包括支援センター研修会
・ 地域包括ケア推進指導者養成研修
「その他地域包括支援センター職員を対象とした専門研修へ派遣」
・ 高齢者虐待対応現任者研修
・ 地域包括支援センター現任者研修
・ 地域包括支援センター職員課題別研修
・ 地域包括主任介護支援専門員フォローアップ研修会
・ 地域包括支援センターネットワーク実践力養成研修 など
⑤ 評価のしくみづくり
平成 22 年度より地区担当・チーム制により業務を実施している。平成 23 年
度は管理者ヒアリング、チームリーダーヒアリングを行い、地域包括支援セン
⑵ 基本事業の実施状況について ① 指定介護予防支援事業
介護予防サービス計画書の作成については、センター業務全体に占める割合
が大きいことから、職員の専門性の向上や業務体制の見直し、市内の居宅介護
支援事業所との連携強化等を図ることにより業務の効率化、業務割合の縮小に
努めている。
特に平成 23 年度においては、震災後の地域内高齢者の実態把握に重点を置
くため、介護 予防マネジ メントにつ いて状態 が安定・改 善している 対象者に
ついて本人の 意向を含め 委託可能な 場合は居 宅介護支援 事業所へ委 託調整を
行なった。
【業務全体に占める指定介護予防支援事業の割合】
【介護予防サービス計画書作成件数(累計)】
19年度 20年度 21年度 22年度 23年度
区分 うち新規 うち新規 うち新規 うち新規 うち新規
委託件数 15,014 600 14,781 661 15,254 677 17,105 872 17,542 1,011
直営件数 10,518 430 11,539 406 11,753 344 10,938 323 8,631 261
合 計 25,532 1,030 26,320 1,067 27,007 1,021 28,043 1,195 26,173 1,272
委託 58.8% 56.2% 56.5% 61.0% 67.0%
管理
割合 直営 41.2% 43.8% 43.5% 39.0% 33.0%
② 元気応援高齢者(二次予防事業対象者)把握・介護予防ケアマネジメント事業
二次予 防高齢者把 握について は、制度 改正(健康 診査の省略 等)によ り平成 23
年度から、市が 65 歳以上高齢者(基準日 12 月 1 日)に対し生活機能評価 基本チ
ェックリストを送付・回収している。地域包括支援センターでは市からのデータの
他、訪問活動の際に基本チェックリストを実施するなど対象者の把握から各教室誘
導に努めている。
《参 考》
○ 地域包括支援センターでの実施状況
・ 訪問等での基本チェックリスト実施数 1, 782 件
○ 市(長寿介護課)における実施状況
・ 生活機能評価 基本チェックリスト発送数 71, 009 件
・ 回答数(回収率) 44, 078 件(62. 07%)
H18 年度 H19 年度 H20 年度 H21 年度 H22 年度 H23 年度
(3 月 31 日現在)
③ 総合相談事業
支援を必要とする高齢者の早期発見、 早期支援につなげるため、 地域関係者、
住民等へ地域包括支援センターの機能、役割を伝えるほか、センター職員を地区
担当制とし、より多くの情報が寄せられるよう働きかけを行った(民生児童委員
各地区定例会への出席、区長・隣組長等地域関係者への働きかけ)。
震災後は特に民生委員等地域関係者とのネットワーク活用・情報交換等を行な
い、地域内高齢者の状況把握のための訪問が強化されるなど、訪問延べ件数が増
加している。
【業務全体に占める総合相談支援事業の割合】
【総合相談対応件数及び訪問件数】( ※ 平 成 21 年度 より統 計開始 )
④ 権利擁護事業
ア 高齢者虐待対応(平成 24 年 3 月末現在)
・ 相談件数 77 件(うち虐待認定 41 件)
・ 虐待種別 身体的虐待 28 件、放棄・放任 6 件、心理的虐待 24 件
経済的虐待 5 件、性的虐待 1 件(重複有)
・ 虐待者内訳 同居息子 19 件、配偶者 12 件、同居娘 8 件、子の配偶 者 6 件
など(重複有)
・ 相談・通報経路 ケアマネジャー22 件、家族・親類 21 件、民生委員 6 件、
行政関係 4 件など(重複有)
区 分 H19 年度 H20 年度 H21 年度 H22 年度 H23 年度
特定高齢者候補者数 5, 320 3, 950 4, 313 2, 617
特定高齢者候補者数/高齢者数 6. 45% 4. 69% 5. 06% 3. 10%
特定高齢者数 (二次予防対象者) 2, 733 2, 868 4, 176 2, 890 900
特定高齢者数/高齢者数 3. 32% 3. 41% 4. 90% 3. 42% 1. 06%
介護予防事業利用実数 298 419 472 443 268
H18 年度 H19 年度 H20 年度 H21 年度 H22 年度 H23 年度
11. 13% 12. 05% 12. 20% 13. 22% 16. 34% 20. 69%
区 分 H21 年度 H22 年度 H23 年度
総 合 相 談 対 応
延 件 数
2, 303 件
( 月平均:192 件)
3, 156 件
( 月平均: 263 件)
3, 390 件
( 月平均: 283 件)
総合相談に関する
訪問延件数
4, 594 件
( 月平均:383 件)
4, 821 件
( 月平均:402 件)
6, 400 件
【相談件数及び虐待ケア会議開催数】
イ 成年後見関連相談
昨年度から増加。制度の説明といった内容ではなく、独居で身寄りが無い方
の将来を見据えた制度活用など、一歩踏み込んだ内容の相談が増加してい る 。
⑤ 包括的・継続的ケアマネジメント事業
地区内の介護支援専門員等を対象に情報交換会、勉強会等を実施。今年度は
震災時の対応状況や課題等について話し合ったほか、いわき市内に開業してい
る相双地区事業所等訪問などを行い 、連携構築を図っている。(重点取組み事
項の「介護支援専門員等会議、地区医師会との連携」を参照)
⑶ 地域における支援の共通基盤(地域ネットワーク)づくりについて
支援対象者の早期発見・早期支援の基盤づくり、被災高齢者の状況把握、一時提
供住宅入居者等の交流づくりのため、民生委員のほか自治会や消防団、商工会やボ
ランティア団体など地域の様々な団体との関係づくり・連携構築に努めている。
【業務全体に占める地域ネットワークづくり事業の割合】
① 地域ケア会議の開催
重点取組み事項の「関係機関・団体との連携強化」を参照
②「被災者支援・震災後の地域づくり研修会」の開催
重点取組み事項の業務の平準化、専門性の向上の「法人主催研修」を参照
区 分 H19 年度 H20 年度 H21 年度 H22 年度 H23 年度
虐 待 相 談 件 数 64 件 84 件 77 件 85 件 77 件
虐待ケア会議開催数 34 回 39 回 39 回 66 回 62 回
区 分 H19 年度 H20 年度 H21 年度 H22 年度 H23 年度
成 年後 見 相 談 件 数 45 件 46 件 44 件 31 件 48 件
H18 年度 H19 年度 H20 年度 H21 年度 H22 年度 H23 年度
⑷ 組織及び体制の確立について
組織的運営の強化に向け、チーム体制の検証を行なうと同時に管理運営のあり方
として、管理者の役割と組織的位置付けの検討の実施をした。
《課 題》
・ 管理者とチームリーダーの組織的位置付けと役割の明確化
・ チーム内の連携(組織力・チーム力の向上)のあり方の検討
・ チーム内の情報共有、バックアップ体制のあり方の検討
2 平成 24 年度事業計画等について
⑴ 職員の配置状況
職員配置については、国基準(第 1 号被保険者 3, 000 人∼6, 000 人ごとに保健師、
社会福祉士、主任介護支援専門員を各 1 人配置する)及び指定介護予防業務を参考
に配置職員数を決定。
【平成 24 年8 月 1 日時点職員配置数】 《単位:人》
職員職種内訳 センター名
高齢者数
※
配置
予定数
8. 1 実
配置数 保健師 社会福祉士 CM(※ ) その他※
見守り
推進員
平 21, 651 14 12 3 6 3( 2) 0 5
小名浜 17, 844 ※ 13 11 2 3 5( 3) 1 3
勿来・田人 14, 081 10 10 2 2 4( 2) 2 2
常磐・遠野 11, 071 9 9 3 3 3( 1) 0 1
内郷・好
間・三和
11, 318 9 9 2 2 3( 2) 2 1
四倉・久之
浜大久
6, 050 ※ 6 6 1 2 3( 1) 0 2
小川・川前 2, 604 3 3 1 1 1( 1) 0 0
事務局 3 3 1 2
合計 84, 619 67 63 14 20 22( 12) 7 14
※ 「高齢 者数」 は平 成 24 年 4 月 1 日時 点の数
※ 「配 置予 定数 」の うち、 小名 浜・ 四倉 につ いて は、震 災後 の状 況把 握等 業務量 増が 見込 まれ る た め、平 成 24 年度 につい ては 1 名増員 し対応 予定。
※ 「 CM」 のうち ()数 は、う ち主任 ケアマ ネジャ ーの 数 ※ 「 その他 」は社 会福祉 主事の 有資格 者(た だし事 務局 を除く )
8 月 1 日時点で当初予定人数より4名の欠員が発生しているが、うち2名は育児休
業中であり、8月末・10 月中旬に復職予定。残る欠員2名については 、業務の状況を
① 職員数の推移(市派遣職員の推移)
平成 19 年度より地域包括支援センター業務を市から NPO 法人に委託するに
あたり、業務の円滑実施及び職員育成の観点から 5 年間は市より職員を派遣。
法人の業務体制が整ったことから、当初の予定通り昨年度を以って派遣を終了
した。《単位:人》
H19 年度 H20 年度 H21 年度 H22 年度 H23 年度 H24 年度
全職員数 59 60 63 63 65 67
う ち市派 遣職員 17 13 10 6 3 0
⑵ 事業計画
① 事業実施方針
地域包括支援センターの適正運営
地域包括支援センター業務の適正運営に全力を挙げる。とりわけ、次につい
て引き続き重点的に取り組む。
ア 震災後の地域高齢者の実態把握と地域ネットワークの再検証
イ 広報・啓発活動の充実
ウ 関係機関・団体との連携強化
エ 業務の平準化、専門性の向上
オ 評価のしくみづくり
② 組織及び体制の確立
職員一人一人が役割を常に自覚し、熱意と誠意を持って日々の業務に取り組む
ことができるよう、組織及び体制の確立を図る。
③ 市との連携
行政と連携し、第6次いわき市高齢者保健福祉計画等に基づく施策の推
進に努める。
⑶ 具体的取り組み
① 震災後の地域高齢者の実態把握と地域ネットワークの再検証
ア 高齢者の実態把握
・ 震災により、一時提供住宅へ入居した高齢者や民間アパート等へ入居した
被災高齢者の情報収集、実態把握を行い、関係機関等と連携し適切な支援に
つなげる。
イ 地区のネットワーク確認
・ 民生委員との情報交換、情報共有化を図る
・ 民生委員以外の地域関係団体、関係者等との情報交換の推進
ウ 関係機関間の情報共有、ネットワークの機能確認・再構築に向けて
今回の震災対応について、各センターからの問題や課題を整理し、改善に向
けて協議、検討を進め、被災者支援という限定的な捉え方でなく「地域に暮ら
す高齢者支援」の視点で取組む。
(例)・関係機関間の情報共有の方法
・情報の整理・集約の方法
・地域のネットワークづくり(重層的なネットワーク構築)
・介護保険事業、医療機関とのネットワーク など
② 広報・啓発活動の充実
・ 関係機関・団体等へのパンフレットの配置・配布、訪問
・ 高齢者が集まる場所等でのPRの充実
・ 広報誌の発行
・ ホームページの充実
③ 関係機関・団体との連携
・ 地区保健福祉センターとの連携(小地域担当者会議、虐待ケア会議等)
・ 各地域介護支援専門員連絡会議の開催(参加)
・ 地域ケア会議の開催
・ 民生児童委員等地区関係者、団体との連携(定例会への参加、訪問)
・ 地域見守りネットワークとの連携(一時提供住居入居した高齢者への対応含む)
・ その他、関係機関・団体との連携
④ 業務の平準化、専門性の向上
・ 管理者会議及び職種別会議を開催し、業務の平準化を図る。
・ 職種別会議を中心としながら、各職種の専門性とスキル向上を図る
・ 研修計画に基づき、職員の状況に応 じた研修機会を確保する( 全体研修、個別
研修、管理者研修、新規採用職員研修等)
⑤ 事業評価のしくみづくり
・ 業務の達成状況を客観的に把握できるよう、評価のあり方について検討する
・ 各事業が、高齢者の介護予防や日常生活支援にどのように効果を上げているか
⑥ 基本事業の実施について
二次予防事業対象者把握事業、介護予 防ケアマネジメ ント事業、総合 相談支援
事業、権利擁護事業、包括的・継続的ケ アマネジメント事業、地域 ネットワーク
づくり(共通的基盤整備)、その他の事 業、及び指定介護予防支援業 務について、
いわき市との委託契約及び地域包括支援 センター業務マニュアルに 基づき適正に
実施する。
⑦ 組織及び体制の確立
ア 管理運営・チームによる業務体制の確立
管理運営体制は組織運営の根幹であ り、体制強化の推進とチ ームアプローチ
確立に向け、3職種を中心としてチ ームであらゆる相談、支援 に対応するしく
みを図ることにより、より質の高い地域包括支援センターを目指す。
イ 効率的な業務運営の検討
限られた予算と人員の中で、より適切 な支援を実現す るため事務処理 の効率
化を図る。
⑧ 長期計画の策定
単年度計画だけでなく、先を見通した計画を策定することにより、法人の計画
的運営を図る(財政状況、目的実現に向けた取組み等)
⑨ その他
ア 第6次高齢者保健福祉計画の推進
基本事業との関連性・継続性を 重視し、計画等に基づき各事 業、とりわけ最
重点施策についていわき市と連携し積極的に推進する。
イ 地区保健福祉センターとの役割分担及び連携の再確認
市と連携し、地区保健福祉センター との役割分担及び連携の あり方について
協
議
事
項
【最重点施策の取り組みについて】
1 住民参加型 の介護予防施策の推進について
平成 12 年4月の制度創設以来、在宅サービスを中心に利用者が急速に拡大す
るなど、介護保 険制度は 、高齢者の 生活の安心 を担保す る仕組みと して定着し
てきた一方で、 高齢化の 進行に伴う 保険給付費 の急激な 増加が見込 まれること
等の理由から、 要介護( 要支援)状 態となる前 からの「 介護予防」 の取り組み
が重要となっている。
さらに、今後 の介護予防 の推進にあ たっては 、市民全般 を対象と した介護予
防意識の醸成と 、地域ぐ るみで誰も が気軽に介 護予防活 動に参加で きる施策の
展開が必要であることから、「シルバーリハビリ体操事業」による住民参加型の
介護予防施策の推進を第 6 次市高齢者保健福祉計画においても引き続き最重点
施策のひとつとして取り組んでいく。
⑴ 事業概要
介護予防及び 運動機能の 維持・向 上を目的 とし、医学 的な理論 に基づいて
考案された、 茨城県の「 シルバー リハビリ体 操」及び 福島県が推 進する「介
護予防運動プ ログラム」 を参考に 本市独自の 体操プロ グラムを作 成するとと
もに、市が養 成した体操 指導士が 市内各地で 体操指導 を行うなど して、住民
参加型の介護予防事業として展開していく。
⑵ これまでの取り組み ① 指導士の養成
ア 体操指導士の養成
指導的な役割を 担う体操 指導士とし て嘱託職員 2名を採用 。茨城県
が実施する体操 指導士養成 講習会に派 遣するなど 、高齢者へ の体操指
導に関する知識の習得に努めた。
イ 市民インストラクターの養成
平成22年度に体操指導士の補助を行う市民ボランティア養成講座を
開催。6名の市民インストラクターを養成した。
ウ 3級指導士の養成
3級指導士養成講座を平成 23 年度に 3 回行い、30 人の3級指導士を
養成した。
② 体操プログラムの作成
に腰掛けて始める体操」及び「床に座って始める体操」のほか、「部位別
目的別体操メニュー」を作成した。
③ 普及活動
ア 市民啓発 用のパン フレット として「椅 子に腰掛 けて始め る体操」と
「床に座って始める体操」を作成し、公民館等へ配布。
イ 市ホームページ内に体操の様子を掲示し事業 PR を実施。
④ 体操教室の開催
ア 体操教室の開催
体操の普及 を図るた め、養成 した体操 指導士に よる体操 教室・講座
を開催。(平成 22 度∼平成 23 年度末:実施回数 602 回 参加延べ人
数 9, 285 名)
イ シルバーリハビリ体操教室の開催
体操の普及を図 るため、体操 体験の機会 としてシル バーリハビリ 体
操教室を開始。(平成 22 年度∼平成 23 年度末:実施回数 36 回 参加
延べ人数 642 名(6 コース開催)
⑤ 養成した市民ボランティア・3級指導士への支援
養成した体 操指導士 の活動を 継続する ため、既 存事業等 活動の場の
確保と調整、活動に対する助言などを行っている。
⑥ 地域リハビリテーション広域支援センターとの連携
ア 平成 22 年 11 月、「地域リハビリテーション研究大会」を共催。
イ 平成 23 年 10 月、「介護フェア 2011(いわき市病院協議会主催)」に
おいて、市介護予防事業 の取り組み発表及 び指導士によるデ モンスト
レーション実施。
⑶ 課 題
① 住民参加 型の介護予 防施策の 推進をし ていくため には、地 域活動の実
践者として、 介護予防 の普及啓 発活動に取 り組む指 導士の養 成が不可欠
である。住民 の身近な 地区での 活動拠点が 多く存在 するよう に、3級指
導士を多く養成する必要がある。
② これまで は、既存の 自主グル ープへの 講師派遣、 申込制に よる限られ
た人数での体 操教室開 催であっ たため事業 の認知度 がまだ低 い状況にあ
る。誰でも気 軽に参加 できるよ う、個人参 加が可能 で、申込 制ではない
場の提供が必要である。
③ 養成し た指導士 が継続的に 地域で活動 できるよ う活動の支 援を行う必
⑷ 今後の取り組み
① 3級・2級・1級指導士の養成と活動支援
ア 平成 24 年度内に3級指導士養成講座を6回(15 名× 6回)、2級指
導士養成講座を 1 回(15 名× 1 回)開催する。
※ 年次計画に基づき、平成 30 年度までに、1, 400 名程度の3級・
2級・1級 指導士を 養成して 各地域で の体操 の普及を 図り、高齢
者人口の2割程度の参加を目指す。
平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度
養
成
講
座
・いわき市 2 級指導士養成講座 (15 名×1 講座)
・いわき市 3 級指導士養成講座 (15 名×6 講座)
・いわき市 2 級指導士養成講座 (15 名×2 講座)
・いわき市 3 級指導士養成講座 (15 名×10 講座)
・いわき市 1 級指導士養成講座 (20 名× 1 講座)
・いわき市 2 級指導士養成講座 (15 名× 4 講座)
・いわき市 3 級指導士養成講座 (15 名× 10 講座)
イ 福島 県地域リ ハビリテー ション広域 支援セン ターとの連 携を図り、
養成した体操指導士のスキルアップを図る。
ウ 地域で活動している 3 級指導士同士及び長寿介護課が教室開催や運
動指導、活動 状況など について 、情報交 換などがで きる場を 設け、ノ
ウハウの蓄積 を図ると ともに、 継続的な 活動に向け た課題の 把握に努
める。
② 事業の周知及び体操体験教室の開催
チラシの配布 や既存の 介護予防 事業・自 主グルー プへの指 導士派遣を
引き続き行うほか、今年度は、事業の周知のため、月1回(年間 12 回)、
申込不要の体 操教室を 実施する 。また、こ れまで平 地区のみ で開催して
いた体操教室 を四倉地 区(四倉公 民館)・ 常磐地区( 常磐公民 館)・小名
2 地域包括支 援センターの機能の充実につい て
地域包括支援センターは、平成 18 年 4 月の介護保険法の改正により、地域住
民の心身の健康 の保持及 び生活の安 定のために 必要な援 助を行うこ とにより、
地域住民の保健 医療の向 上及び福祉 の増進を支 援するこ とを目的と して、包括
的支援事業等を 地域にお いて一体的 に実施する 役割を担 う機関とし て設置する
こととされた。
本市において も、高齢者 が住み慣れ た地域で 自分らしく 生活を継 続できる地
域ケアを推進するうえで中核的な役割を担う機関として、「地域包括支援センタ
ーの機能の充実 」を第6 次市高齢者 保健福祉計 画におい ても引き続 き最重点施
策のひとつとして位置づけたところである。
⑴ 地域包括支援センターの事業概要
地域包括支援 センターで は、包括 的支援事 業と指定介 護予防支 援事業を実
施する。
① 包括的支援事業
ア 介護予防ケアマネジメント
健 康応援高 齢者(二次 予防事業対 象者)が 要介護状態 等になるこ
とを予防するため、介護予防事業など適切な介護予防支援を行う。
イ 総合相談支援業務
地域内の高 齢者やそ の家族等 について 、どの ような支 援が必要か
を把握し、 適切なサ ービスや 制度利用 につなげ るなど、 高齢者に関
する総合相 談、実態 把握、地 域の関係 機関等の ネットワ ーク構築な
どを行う。
ウ 権利擁護業務
権利侵害を 受けてい る、また は受ける 可能性 が高い高 齢者が地域
で安心して 暮らすこ とができ るよう、 権利侵害 の予防や 対応を専門
的に行うもの。(高齢者虐待、消費者被害の防止、成年後見制度利用
支援等)
エ 包括的・継続的ケアマネジメント業務
個 々の高齢 者の状況や 変化に応じ た包括的 ・継続的な ケアマネジ
メント実践で きるよう 地域の基 盤整備と 介護支援 専門員の 支援を行
う。
② 指定介護予防支援事業
要支援1・ 2の認定 を受けた 高齢者が 自立支援 に向け、 適切に介護
トを行う。
⑵ これまでの取り組み 別添事業実施報告参照
⑶ 課 題
① 地域包括 支援センタ ーについ ては、設 置から6年 が経過し 、民生委員
や区長等、地 域の中心 人物に対 しては活動 内容十分 周知され 、ネットワ
ークが形成されている一方、一般には周知が行き届いていない。
② 健康応援 高齢者(二 次予防事 業対象者 )と要支援 1∼2の 方を対象に
介護予防ケア マネジメ ントを行 っているが 、健康応 援高齢者 の介護予防
事業誘導率を上げるための対策が必要である。
③ 認知症高 齢者の支援 について は、介護 予防マネジ メント、 総合相談事
業等を通じて 行ってい るが、地 域ケアの中 心機関と して、高 齢者の認知
症予防に果たす役割が一層求められている。
④ 地域包括 支援センタ ーの事業 の達成状 況について は、より 客観的に状
況を把握でき るよう、 評価のあ り方につい て検討す るととも に、各事業
が高齢者の介 護予防や 日常生活 支援にどの ように効 果を上げ ているか検
証し、改善につなげるしくみづくりが必要である。
⑷ 今後の取り組み
地域包括ケア を推進して いくため に、その 中核となる 地域包括 支援センタ
ーの機能充実を図るため、以下の取り組みを行う。
① 研修等 に積極的 に参加する ほか職場内 研修等の 充実を図り 、センター
職員の専門性の向上を図り、総合相談窓口としての機能を高める。
② 地域内 高齢者の 実態把握や 地域の関係 機関等と のネットワ ークを構築
するため、積 極的に地 域に関わる とともに 、高齢者 以外の層も 含めた重
層的なネットワーク構築を目指す。(各地域の実情に応じ、地域ケア会議
や、あんしん 見守りネ ットワーク 活動等も 活用し、 消防団・商 工会等と
の協力関係の構築を図る。)
③ 健康応援 高齢者(二 次予防事 業対象者 )のうち、 事業参加 を希望する
象者について は、誘導 を強化す るほか、シ ルバーリ ハビリな ど他の介護
予防事業との連携、対象者同士のネットワークづくりについて検討する。
④ 認知症対策の推進
・ 認知症相談への対応
地域包 括支 援セ ンタ ーは認 知症 に関 する 相談 窓口の 中核 とし て位
置づけられおり、市民からの相談への対応を行っている。研修等によ
り、職員の認知症への理解をさらに高め、本人・家族へのアドバイス
等、的確な対応ができるよう努める。
・ 認知症高齢者の早期発見
本人や家族 からの相 談、医療 ・保健・ 福祉関 係者及び 地域とのネ
ットワーク を通じて 、認知症 の可能性 のある高 齢者の早 期発見し、
本人・家族が適切なケアを受けられるようにすることを目指す。
⑤ 他市事例 を研究する など、地 域包括支 援センター 業務に関 する具体的
な指標に基づく客観的な評価のあり方を検討する。
3 地域見守り ネットワ ーク(あん しん見守り ネットワー ク活動事 業)の構築
について
近年、少子高 齢化の進行 や高齢者 のみ世帯 の増加、さ らに地域 コミュニテ
ィ自体が希薄 化している 中で、世 代間交流が ない高齢 者は地域内 で孤立する
傾向が強く、 このことが 緊急に生 活支援を必 要とする 状態になっ てからの発
見や、孤立死の増加などの社会的な問題となっている。
今後、地域で 暮らす高齢 者の自立 した生活 を支えてい くために は、行政が
提供する公的 なサービス の利用は もちろんで あるが、 地域におい ても、地域
の実情を理解 している地 域住民が 主体となっ た見守り 活動を展開 することが
重要となっているため、第 6 次市高齢者保健福祉計画の最重点施策のひとつ
として引き続き取り組んでいく。
⑴ 事業概要
地域住民と保 健福祉関 係機関( 行政、地 域包括支 援センタ ー、社会福
祉協議会など )の協働 により、 地域内に「 高齢者見 守り隊」 を結成し、
一人暮らし高齢者等に対する声かけ活動を基本としながら、将来的には、
声かけ活動の みに留ま らず、ゴ ミ出し等の 支援など 、日常生 活の支えあ
⑵ これまでの取り組み
① 平成21年度から平成23年度までモデル事業として実施し、これまで、
7地区で見守り隊が結成され活動を開始している。
② 事業 PR
ア 市ホームページへの掲載
モデル地区の活動状況等をホームページに掲載
イ 事業事例発表会の開催
事業 の周知及 び意識醸成 、見守り隊 の活動意 欲を高める ため、行政
区長を対象に事業説明と見守り隊活動事例の発表会を開催。
・ 日時 平成24年2月18日(土)
・ 対象 行政区長等(参加者:約200人)
・ 内容 地域の支えあいによる地域づくりに関する講話
市あんしん見守りネットワーク活動事業の説明
モデル地区活動事例発表(モデル地区より3地区)
⑶ 課 題
① 地域での合意形成に時間がかかり、見守り隊結成までに時間を要して
いる。地域ケ ア会議、 民生児童委 員協議会 等でのP Rを行って いるが、
活動地区
活動開始 (結団式)
隊員 数
主な活動
平
下平窪地区
H21.9.9 73名
・一人暮らし等高齢者宅をグループ単位で訪問
・意見交換会
・会報を作成し、配布しながら高齢者宅を訪問
内郷 宮一区
H21.9.17 35名
・意見交換会
・隊長及び包括職員とで一人暮らし等高 齢者宅の
訪問活動を実施(火災警報器設置及び 災害時要
援護高齢者登録状況の確認作業)
・防災士を講師に招き、防災について研修を実施
四倉 新町地区
H23.1.26 29名
・回覧板を利用した地区内へのPR
・認知症サポーター養成講座受講
常磐 釜ノ前地区
H23.5.22 56名 ・グループ編成し、見守り活動を実施
平
中平窪地区
H24.1.27 26名
・グループ編成し、見守り活動を開始
・認知症サポーター養成講座受講
好間 下好間地区
H24.3.17 84名
・グループ編成し、見守り活動を開始
小川 江田地区
H24.7.17 10名
活動を広げていく上で、地域の要である行政区長を取り込むことが必要
である。
② 隊員が「活動している」「地域の役に立っている」といった実感が得ら
れるよう、各 隊の活動 状況等につ いて、既 にホーム ページ等で 紹介して
いるが、さらに積極的に発信する必要がある。
③ まだ各隊 において、 活動が軌 道に乗っ ていない部 分や各隊 の活動の維
持・展開につ いては、 地域包括 支援センタ ー、長寿 介護課に おいて、随
時アドバイスを行うなど、積極的に支援していく必要がある。
⑷ 今後の取り組み
地域での高齢者見 守りへの意 識の醸成が最 も重要である ため、隊の 立ち
上げにはある程度の時間を要するのはやむを得ないものと考える。
地域が自主的 に動くこ とが重要で あるため 、特に事 業のPRと 活動事例
の周知に務め ながら、行 政、地域 包括支援セ ンター、 社会福祉協 議会と連
携を図り地域に働きかけていく。
また、既に活 動を開始 している地 区におい ては、活 動が継続で きるよう
側面的な支援を行う。
① 地域 の求めに応 じて、地 域ケア会議 、民生委員 協議会等で の事業説
明に引き続き 取り組む ほか、行 政区長が参 加する会 議等でも 、事業の
PR を行うことを検討する。PR 活動を通じ、地域での見守り意識の醸成、
地域での見守り隊結成への合意形成に努める。
また、行政 区長、民 生委員等 を対象に 、地域見 守りに関 する研修会
等を開催することを検討する。
② モデル期 間終了に 合わせ、 実施地域の 代表者に よる意見 交換会を行
い実際の活動における課題を洗い出し、今後の活動の推進につなげる。
③ 隊の活動の維持・展開については、地域包括支援センター、長寿介
護課において、随時アドバイスを行い支援する。
また、見守 り活動の 成功事例 や課題の 解決法等 を、各隊 の活動の参
考となるよう 、ホーム ページや 定期刊行 の冊子の ような形 で、各見守
4 認知症高齢 者対策の推進について
認知症高齢者 については 、介護サー ビスの提 供や家族負 担の緩和 のほか、成
年後見制度の活 用や、認 知症になら ないための 予防、早 期発見・早 期対応の仕
組みづくりに向 けた関係 機関の連携 、さらには 社会全体 で認知症へ の理解を深
め受け入れてい くための 取組みなど 、広範な対 応が求め られてくる ことから、
長期的な視点に 立ちなが ら総合的に 対応すべき 課題とし て、関連す る施策の着
実な推進を図るため、第 6 次市高齢者保健福祉計画の最重点施策のひとつとし
て引き続き取り組んでいく。
⑴ これまでの取り組み
① 認知症予防と早期発見体制の基盤整備
ア 認知症に関する正しい知識の普及・啓発
・ 認知症の知識や予防法、相談窓口、成年後見制度、虐待防止等、
認知症に関連する各種情報を盛り込んだパンフレットを作成し全戸
配布(平成 21 年 11 月 10 付)
・ 認知症に関するパンフレットの配布、認知症予防講演会の開催(H23
を除いて平成 20 年度より年 1 回開催)、健康教育の実施
イ 認知症高齢者の早期発見・早期対応
・ 本人や家族からの相談、保健・医療・福祉関係者との連携、健診
等のあらゆる機会を通じての対応及び支援
・ 認知症の相談に対応する医療機関情報の提供
・ 市民からみて分かりやすい相談体制の確立を図るため、地域包括
支援センターの周知に努める
② 認知症予防事業の実施
ア 認知症予防プログラム
認知症を予 防するた めに、エ ピソード 記憶、注 意分割機 能、計画力
の3つの機能 を集中的 に使って 脳を鍛え るプログ ラムであ る「認知症
予防プログラム」の実施
イ 「認知症サポーター」の養成
地域住民が認知症についての正しい知識を学び、身近にいる認知症の
方やその家族によき理解者・応援者となる「認知症サポーター」を養
成している。
・ 平成 26 年度までの目標養成人数 8,142人
③ 認知症高齢者への生活支援
ア 適切なケアプランと治療機関との連携促進
・ 二次予防事業対象者、要介護(支援)認定者への適切なプランの
作成
・ 介護サービス、専門的治療提供機関の連携
イ 支援システムの充実・検討
・ 徘徊高齢者早期発見体制の充実
・ 成年後見制度、日常生活自立支援事業、高齢者虐待ネットワーク
等の総合的支援システムの検討
⑵ 課 題
○ 認知症 予防に関 する普及・ 啓発、認知 症早期発 見体制の構 築、認知症
高齢者に対す るケア体 制の確立等 を一連の 施策とし て実施する ために、
段階や状況に応じた仕組みづくりの検討が必要である。
○ 認知症 予防プロ グラムにつ いては、長 期に渡る 教室であり 、その後も
自主的に活動 を継続し ていくこと が必要で るが、自 主的な活動 に移行す
る際に継続性が保たれにくい状況となっている。
○ 平成26年度までに認知症サポーターを8,412人養成することを目
標としてるが、平成23年度末までの養成人数は1,372人にとどまっ
ている。地域 における 認知症の理 解を深め るため、 認知症サポ ーターの
更なる拡大を図る必要がある。
⑶ 今後の取り組み
① 認知症予防と早期発見体制の基盤整備
認知症予防に 関する普 及・啓発 、認知症 早期発見 体制の構 築、認知症
高齢者に対するケア体制の確立などの一連の施策を実施する。
ア 厚生 労働省で は、これか らの認知症 施策にお ける取組み の一つとし
て、認知症の 早期診断 ・早期対 応のしく みづくりを 掲げてお り、かか
りつけ医との 連携およ び「認知 症初期集 中支援チー ム」によ る早期支
援などを今後 検討して いくとし ているこ とから、本 市におい ても、認
知症高齢者の 早期発見 及び相談 体制の確 立を図るた め、かか りつけ医
や専門医療機 関、老人 性認知症 センター 、保健所、 地域包括 支援セン
ター、地区保 健福祉セ ンター等 各関係機 関の連携及 び相談機 能の充実
に努める。
や健康教育、 パンフレ ット配布 事業をと おして引 き続き更 なる普及啓
発に努める。
② 認知症予防事業の実施
ア 認知症予防プログラム
現在のグループ支援を行うこととし、次のとおり検討していく。
・ 認知症予 防活動( 趣味活動 等)を実 施するグ ループを 各地区セン
ターがサポートする体制の検討。
・ シルバー リハビリ 体操を実 施する際 などにお いて、認 知症予防に
つながる脳運動プログラムの実施検討。
イ 認知症サポーター養成及びサポーターの活用
( ア) 目標養成人数の達成のためにサポーターを積極的に養成する
(平成 24 年度以降の年間養成目標数 1,835人)
( a) 各地 区保健福 祉センタ ーや各地域 包括支援 センター において、
サポーター養成講座を積極的に開催していく。
( b) キャラバン・メイトによる独自開催実施を促していくことで開
催回数を増やし、養成人数の増加を図る。
( c ) 金融機関やスーパー等、また、市職員に対しても、養成講座の
受講を依頼していく。
( イ) サポーターの活用や支援体制づくり
( a) 「サポーターが出来ること」について分かりやすい資料を作成
し、養成講 座の際に 配布す ることで サポータ ーが自 分の出来る
範囲で活動しやすい事項を明確にする。
( b) 「あんしん見守りネットワーク事業」における各地区の見守り
隊を対象にサポーター養成講座を実施することで、認知症サポー
タ ー とし ての 知 識を 活用 でき る 立場 にい る方 々 を更 に増 やし て
いく。
( c ) サポーターの中でより一層の活動を希望する方には、登録制度
を設けて、市がこういった認知症サポーターに協力いただけるイ
ベントを開 催し、参 加してい ただく。 イベン ト内容に ついては、
駅 前 等で 認知 症 予防 や認 知症 サ ポー ター 養成 講 座に つい ての ビ
ラ配りを実施する等を検討していく。
③ 認知症高齢者への生活支援
専門医療機関 等など関 係機関と の連携、 地域におけ る見守り や「はい
かい老人SOSネットワーク事業」など各種サービスを総合化した支援
体制について検討する。
5 高齢者権利擁護対策の推進について
高齢者人口の増加に伴い、認知症高齢者の増加も見込まれるため、今後、高
齢者の権利擁護に関する社会的関心がさらに高まっていくことが見込まれる。
とりわけ、成 年後見制度 については 、認知症 高齢者を始 め、知的 障がい者、
精神障がい者と いった、 判断能力が 不十分な方 々の権利 を擁護する ために定め
られた制度であ り、制度 の普及啓発 及び利用の 促進に向 けた方策を 最重点施策
として進めていく。
⑴ これまでの取り組み
「いわき市 成年後見制 度利用支 援ネットワ ーク運営 協議会」に おいて、制
度利用促進に向けた方策を検討してきた。
【協議会の開催状況】
開催回数 開催日 協議内容
平成 21 年度 第 1 回
10 月 14 日 (水)
⑴ 成年後 見制度に 関する情 報交換や 制 度の普及・啓発について
⑵ 成年後見制度の利用支援について
平成 22 年度 第 1 回
8 月 4 日(水)
⑴ 成年後見制度の利用促進について
平成 23 年度 第 1 回
11 月 11 日 (金)
⑴ 制度周知啓発の取り組みについて
⑵ 関係機 関のネッ トワーク の構築に つ いて
⑶ 市民後見人の養成について
⑷ 成年後見センターの設置について
第 2 回 2 月 3 日(金)
⑴ 制度利用支援マニュアルについて
⑵ 制度の周知・啓発について
⑶ 市民後 見人養成 及び成年 後見セン タ ーの設置ついて
平成 24 年度 第 1 回
5 月 16 日 ( 水)
・市長申立制度等利用状況について報告
・次の項目について協議
⑴ ( 仮称) 市成年後見センター設置の検討
について
⑵ 制度利用支援マニュアル作成について
⑵ 他自治体における事例の調査
大阪市成 年後見支 援センター 、西宮市権 利擁護支 援センター 、芦屋市権
利擁護支援センターを視察し、運営状況を調査した。
名称 大阪市
成年後見センター
西宮市
権利擁護センター
芦屋市
権利擁護センター
委託先 社会福祉協議会 社会福祉協議会 及び
NPO法人PASネット
NPO法人PASネット
特徴 ・市民後 見人を 活用し
た成年後 見制度 利用支
援を中心 に取り 組んで
いる。
・地域の 支えあ いを行
政がバッ クアプ すると
いう視点 で、市 民後見
人の養成 と後見 人の活
動支援を行っている。
・成年後見制度利用支
援に特化したセンター
ではなく、成年後見も
含めた権利擁護全般に
関する専門相談・支援
取り組んでいる。
・センタ ーが後 見人と
なる「法 人後見 」を受
任している。
・権利擁 護に関 する複
合的な課 題に対 応する
ため、行 政内部 に「福
祉連携担 当者」 を配置
し、高齢者・障がい者・
生活保護 など複 合事案
に連携し て対応 してい
る。
・成年後見制度利用支
援に特化したセンター
ではなく、成年後見も
含めた権利擁護全般に
関する専門相談・支援
取り組んでいる。
・センタ ーが後 見人と
なる「法 人後見 」を受
任している。
⑶ 課 題
① 成年後見制度の普及・啓発
講演会、パンフレットの作成、出前講座等を通じて市民への制度の
PRを 進めてき たが、まだ 認知度が十 分とはい えない。制 度を必要と
する方が制度の利用につながるよう、さらなるPRの推進を検討する。
② (仮称)市成年後見センターの設置の検討
高齢者 の権利擁 護に関する 相談は、法 律・医療 ・福祉分野 など複雑か
つ多岐にわた ることか ら、成年後 見制度を 含む、高 齢者の権利 擁護に関
する専門的な相談支援機関として、(仮称)市成年後見センターの設置を
③ 成年後見市長申立の活用について
自ら、及び親族が申立を行うことが困難な方については、いわき市が
成年後見申立 を行って いるが、 認知症高齢 者の増加 とともに 、必要があ
っても関係者 が申立を 行うこと ができない ケースも 増えると 考えられる
ことから、市長申立を積極的に活用について周知していく。
④ 市民後見人の養成の検討
制度利用者の増加に伴い、第三者として後見人を担っている専門職
後見人 の不足が 予想される ことから、 それに代 わる第三者 後見人とし
て、市民後見 人の養成 を検討す る必要が あり、今後 は、市民 後見人の
養成及び活用方法、市民後見人の活動支援、(仮称)市成年後見センタ
ーとの連携などの仕組みづくりに向けた検証、取組みが必要である。
⑷ 今後の取り組み
○ 周知・啓発の取り組みについて
・ パンフレットや出前講座等を活用し、市民に対して周知を図る。
・ 金融機関向けチラシを作成し配布する。
○ (仮称)成年後見センターの設置の検討
・ 平成 24 年度中に、いわき市成年後見制度利用支援ネットワーク運
営協議会の もとワー キンググ ループを 設置し、 先進地の 調査および
本市状況を 踏まえた うえで、 センター 設置に向 けて擬態 的な機能・
役割等の検討を行う。
・ ワーキン ググルー プの意見 を参考に 、ネット ワーク運 営協議会に
おいて、平成 24 年度中にセンターのあり方をとりまとめる。
○ 制度利用支援に向けた取り組み
・ 成 年後見市 長申立など 権利擁護支 援に携わ る地区保健 福祉センタ
ーのスキルア ップを図 るため研 修会等に 職員を派 遣するほ か、行政
及び権利擁護関係事業所を対象とした研修会を開催する。
・ 支援者向けの制度利用支援マニュアルを作成する。
○ 市民後見人養成の検討
・ 既 に市民後 見人を養成 ・活用して いる先進 自治体の調 査および本
6 被災高齢者 への支援について
東日本大震災 による大地 震・大津波 ・原子力 災害により 、未だに 応急仮設住
宅等一次提供住 宅で避難 生活を余儀 なくされて いる高齢 者が多数い る状態であ
る。震災後の避 難生活で は、環境の 変化から「 閉じこも り」や「体 力・気力の
低下」さらには 「孤独死 」の発生が 懸念される ところで あり、これ らを防ぐ取
り組みや希薄化 した地域 コミュニテ ィの再構築 を目指し 、関係機関 やボランテ
ィア団体と連携しながら、既存の介護予防施策を展開する。
⑴ これまでの取組み
ア 仮設等住宅入居高齢者見守り事業
県緊急雇用創出基金を活用し、14 名の「見守り推進員」を地域福祉ネ
ットワークいわきに配置し、月 1 回定期的に訪問し、声かけ見守り活動
を行っており 、その中 で、特に 支援が必要 な方は、 訪問頻度 を増やした
り、地域包括 支援セン ターとの 連携により 介護サー ビスや医 療サービス
等に繋ぐなど 、高齢者 の生活状 況、心身状 況等の変 化に応じ て早急に対
応できる体制 を構築し ている。 また、地区 民生委員 等による 訪問・声か
けなど地域による見守り、地域とのつながりづくりにも取り組んでいる。
イ 地域コミュニティの構築
社会福 祉協議会や ボランテ ィア団体と 連携し、 応急仮設住 宅入居者等 を対象とした サロンを 開催する などし、被 災者相互 の交流を 図るととも に、地域の行事への参加の声かけなど、被災者の交流促進を図っている。
また、 サロン開 催時に健康 相談・口腔 ケアに加 え、既存事 業である介
護予防施策( シルバー リハビリ事 業)を取 り入れ、 運動機能の 維持向上
を図る。
【訪問軒数等】
訪問対象世帯数(H24. 7月末) 1, 523世帯
対象者数(H24. 7月末) 1, 786人
述べ訪問件数(H23. 6月∼H24. 7月末) 16, 632件
ウ 津波被災地域高齢者の交流と健康づくり(いきいき交流サロン)事業
東日本 大震災で 発生した津 波により壊 滅的な被 害を受けた 地域では、
これまで親密 な近所付 き合いをし ていた人 たちが離 れ離れにな ってしま
ったことにより「閉じこもり」や「生活不活発病」が懸念されている。
このようなことから、津波浸水区域の被災高齢者を対象者として、市
内の3施設に交流の場を設けるとともに、健康づくりのための介護予防
運動や生活相談を実施し、閉じこもりの防止、生活不活発病の予防など、
被災高齢者の生活を支援に取り組んでいる。
・ 開催場所 いわき新舞子ハイツ
いわきゆったり館
勿来の関荘
※ できるだけ多くの方に参加していただけるよ
う送迎バス・ジャンボタクシー等を準備
・ 内 容 ① 軽度の運動(シルバーリハビリ体操)
② 会食(参加者負担)
③ 入浴
④ 生活相談・健康相談 など
※ 開催時間は4時間程度(10 時∼14 時)
・ 平成 24 年7月末までの総開催数 62回
・ 参加延人数 1,338人 (登録者数404人)
エ 本市へ避難している方への適切なサービスの提供
東日本大震災と同時に発生した福島第一原子力発電所の事故により、
双葉郡内の町村をはじめとする市外からの避難者が、市内に設置された
【サロン開催の一 覧】
地区名 施設名 開催日
⑴中央台高久仮設集会所 週 1 回∼2 回 平
⑵南白土集会所 週 1 回(いきいきデイクラブへ移行)
⑶磐城宿舎内集会所 月 1 回
⑷小名浜宿舎内集会所 不定期開催 小名浜
⑸黒須野(早稲田集会所) 不定期開催
⑹佐糠公民館 月 1 回(いきいきデイクラブへ移行)
⑺勿来宿舎集会所 月 1 回 勿来
⑻植田宿舎集会所 月 1 回
⑼常磐宿舎集会所 月 1 回 常磐
⑽下船尾集会所 月 1 回
応急仮設住宅や一時提供住宅などに多数入居している状況にある。こう
した現状を踏まえ、市外からの避難者についても、「原発避難者特例法」
に基づく特例事務をはじめとする各種保健福祉サービスについて適切に
提供するなどの継続的な支援を行う。
《特例法により提供可能な高齢者福祉関連サービス》
区分 提供する事務
要介護認定等に関する事務
介護予防等のための地域支援事業に関する事務
特
例
事
務
養護老人ホーム等への入所措置に関する事務
配食サービス事業
生活管理指導短期宿泊(ショートステイ)事業
徘徊高齢者家族支援サービス事業
寝具乾燥消毒サービス事業
そ
の
他
の
事
務
訪問理美容サービス事業
オ 県・避難元市町村との協議・連携
双葉郡をはじめとする他市町村から本市へ避難している方に適切な支
援を行うため、避難元の市町村と情報・意見交換会を行なうなど、避難
元の自治体や関係機関との協議・連携を図る。
⑵ 今後の取り組み
ア 仮設等住宅入居高齢者の見守り
依然として仮設等住宅に入居する高齢者が多いことから(3 月末で約
2, 200 名)、平成 24 年度は「見守り推進員」を 14 名に増員し訪問を継続
する。
【見守り訪問の実施体制】
保健所(2 名)、地域包括支援センター(見守り推進員 14 名)、社
会福祉協議会(生活支援相談員 25 名)、地区保健福祉センターが連